事故例

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自動車

質問

 私は、信号のある交差点を青信号で左折し、すぐの横断歩道上で歩行者に接触しました。私は、すでに歩行者用信号が赤に変わっていたことを確認していました。歩行者は、赤信号を無理に横断しようとしたのであり、事故の責任はすべて歩行者にあると思っています。
 あなたにも責任があると言われましたが、納得できません。私にも責任があるのでしょうか。

事故状況図はこちら

回答

基本の過失割合は、50対50とされています。

 このような事故の場合「 別冊、判例タイムズ No.16」は、次のように、解説しています。
 「歩行者用信号機が先に赤信号に変わったが、車両用信号機がまだ青信号である場合、交差道路を進行してくる車両はないからという理由で横断を開始する歩行者は、しばしば見られる。赤信号を無視した歩行者の過失は少なくないが、右左折車も、このような歩行者がいることは予見し得るし、また、通常は減速しているので、比較的容易に発見し、衝突を避け得る。そこで、このような事情を考慮して、基本割合を50%とした。」としています。
 なお、歩行者が、横断歩道を「青」で渡っていたら、左折車も当然「青」ですが、過失割合は、左折車100%が基本となります。
 よくある事故形態です。歩行者も車も気をつけましょう。
 そう言えば、西鉄の路線バスは横断歩道の前で、必ず一旦停止しているようですね。

参考: 別冊、判例タイムズ No.16  69頁及び67頁
    道路交通法 第38条 1項、2項