事故例

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自動車

質問

私は友達のところ用事があり、突きあたりT字路を左折し進行しました。
出口に一旦停止の標識があったので一旦停止し左右を確認して左折したのです。
しかし、左方道路から進行してきた車両が進路を右にとって道路中央部分を越えてきたので衝突してしまいました。
対向車の言い分は、「交差点の手前に昨夜来の雨のせいか土砂崩れの堆積物があった。前に進むのに土砂の山をよけ右側にでて普通に進行した。間違った運転をしているわけでなし、急に出てきたあなたも悪い」との主張です。
私が左折しようとした方向の角は、藪がありただでさえ見通しの悪いところでもあり、左方道路から進行してきた車からは急に出てきたという感じがしたのではと思いますが納得いきません。

事故状況図はこちら

回答

左折車と左方道路から進行してくる直進車は、走る車線が違うので、通常衝突しません。
今回は、土砂崩れがあり左方道路を進行してくる車両の車線を塞いでいたこともあり事故につながったといえましょう。

この事故の主たる原因は、左方道路を進行してきた車両が、土砂の堆積で見通しの悪くなっている交差点に進入する際徐行もせず、かつ十分に注意せず道路中央部分を越えて進行してきたことにありますが、一方、左折車も左折するにあたり、道路条件から左方道路を進行してくる車両が中央部分を越えて交差点に入ってくることは十分に予想できます。それにもかかわらず、左方にたいする十分な安全確認義務を怠っていたといえるのではと思われます。

したがって、過失の大方は左方道路を進行して来た車両にあるといえますが、左折車にも過失はあるといえ応分の過失は修正されるといえましょう。

このように、通常では起きない事故が起きたときは、@予見可能性、A結果回避可能性、B安全義務の観点を検討することによって糸口が見えてくると言われています。