事故例

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自動車

質問

高速道路を走行中、当然、道路上に歩行者が飛び出してきて、接触しました。
幸い、急ブレーキが効いていたので、最悪の状況は免れたのですが、相手方は足を骨折する等大きな怪我を負ってしましました。
高速道路に人が出てくるとは思っていなかったので、衝突は避けられませんでした。
結果的には、歩行者をはねてしまったわけので、やはりすべて自分の責任になるのですか。

回答

 責任がないとは言えませんが、すべての責任があるとは判断されないと思われます。

 高速道路の本線車道上は本来、高速自動車道国道法17条1項において『何人もみだりに高速自動車国道に立ち入り、または高速自動車国道を自動車による以外の方法により通行してはならない。』とされていることから、高速道路上に歩行者がいること自体が歩行者の大きな過失と判断されます。

 とはいえ、高速道路上は比較的見通しが良いことを考慮すると、運転手にも前方不注視や安全運転義務違反等の過失があると考えられます。
 一般的には、賠償額の50〜80%を過失相殺(歩行者の責任としての減額)されます。
ただし、歩行者が駐停車車両の近傍にいる歩行者との接触事故の場合は、駐車板の設置などの非常措置を講ずるために人がいることも多く、予見可能性が高くなるため、運転手の責任割合は大きくなります。

参照:別冊判例タイムズ 38 【332】491頁より