事故例

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自動車

質問

信号のある交差点で、先頭で信号待ちをしていました。信号青になったので発進したのですが、横断歩道を通過した後、直近の信号が赤なのに横断歩道を渡り始めた歩行者に衝突しました。すぐ気付いてブレーキを踏んだので大事には至らなかったのですが、歩行者のケガに責任を持たねばならないでしょうか。

回答

この場合、車の運転者の基本過失は30%です。
歩行者は、赤信号の場合、道路を横断してはならないとなっています。
したがって、基本的には歩行者の過失によるものであるとし、過失70%としています。
一方、車の運転者としては、赤信号に違反して道路を横断する歩行者を予見すべき注意義務はないのですが、前方注視をしていれば道路を横断しようとする歩行者を容易に認識できるのにこれを怠ったとか、ブレーキ操作不適切など安全運転義務違反があるとして過失を問われることになります。
なお、住宅街での事故とか、歩行者が高齢者であったとかの場合は、過失が修正され、歩行者過失50%と減算されます。

資料:判例タイムズ38「過失相殺率の認定基準」93頁 【23】